「良い大人がすることダサ過ぎ」
その声の方向に3人で振り向く
そこには、やっぱりあの人がいた。
「大人がこんな事して良いわけ?」
「大人は良いんだよ。」
「そうそう。ガキは帰んな?痛い目見る前にな?」
笑う男性2人に対し、優翔は、私に近づき、男性に掴まれている手を強く握ると、引いた。
その手は糸も簡単に解けた。
「な…お前、…?!」
「大人が良くて子供がしてダメなことなんて無いでしょ?特に…誘拐とか無理強いはね?」
「痛い目見せねぇとわかんねぇか?」
「それは、お兄さん達でしょ?ほら…お巡りさん登場。ってことで、さいなら〜」