そうこうしているうちに信号が青に変わり、ゆうは先に行ってしまった。 「あーもぉー!」 私もゆうを追いかけて横断歩道を渡る。 「ゆう」こと、佐野優樹は私の幼なじみ。 小中高と同じ学校に通い、家もわりと近い。