1年生の頃から先輩と仲が良く、練習も生真面目に休まず参加する私のことを、元々少し上手だったから贔屓されていると思って憎んでいたようだった。




…呆れる、自分はろくに練習しないくせに。


私は愛菜に嫌われていることを気づいていないように過ごした。