「ゆうはてっきりバスケ部に入るんだと思ってた」と、礼音が言っていた。


「私のことは、気にしなくていいんだよ。ゆうは自分のしたいことすればいいじゃん」


ゆうが部活に入らない理由を、私は知っている。


「花音は関係ないよ。俺がやりたくないだけ」