今日も天界にすがすがしい朝が来た。
召し使い達に起こされたシエラは朝食をとっていた。

「姫様、今日はとても良い天気ですね。」

シエラに話しかけてきたのは、召し使い達の中で最も信頼しているノトだった。

「ええ。そうね。小鳥達も楽しそう。」

私はシエラ。天界の王族なのです。その中でも私は特別な存在のようで、王族で姫は私一人しかいない、とても貴重な存在なのだそうです。