告白は夜、することにした。



お互いに、お昼は思いっきり楽しんで、



夜精一杯伝えて、



帰りは笑って帰りたいから。



「なあ。明日..もし
 うまくいったら、
 あの二人とは別で帰ろう」



布団に入り、天井を見上げながら流星君が言った。



「..え?」



「気まずいだろ。
 どう考えても。」 



そっかあ..そうだよね。



「振られたんだったら

 俺らが普通にすればいいだけの話だけど

 もし成功しちゃったら

 俺らだけの問題じゃなくなる」



“俺らだけの問題じゃなくなる”..



あたしは..



あたしたちは今..



他人から大切な人を奪おうとしている..