「笑えないんだ
けどね、これは涼也との約束なんだ。
もう裏切られるくらいなら僕はこれ以上親しい人は大切な人は作らないって決めてるんだ。だから「そんなのないよ!!

僕の言葉をさえぎって神崎さんが

話しだした


「そんな人生、城井くんはもったいないよ。けど竜也はどうすんの?
他のみんなも傷つけるの?」


〈竜也?〉

呼び捨てで呼ぶほど仲が良かったんだ



そんな疑問もありつつ、僕はその言葉に戦う言葉が見つからなかった


だって、傷つけちゃいけない


そう決めているから……


「ごめん…」


すると後ろから

「どういうことだよ!」


振り向くと竜也の姿だった。