あの日彼女、神崎さんを泣かせてしまったあの日から僕は変わった。


朝学校に着くと
珍しく竜也が居た
 

僕を見たとたん、僕の腕を引っ張って


誰もいない教室に入った



「カラオケ行く日、本当はどこに行ってたんだよ?バイトじゃなかったんだろ?」


なぜだ?

なぜ知られているのか

僕はこのとき犯したミスにまだ気づいていなかった。



「教室で何してたんだよ?
………そういう事なら教えろよな((ニヤ」


焦ってる僕は理解できず

ただごめんだけ言うと、

「いつから付き合ってるんだよ~」



そう、僕は神崎さんと付き合っていると思われたらしい。


あの日竜也は忘れ物をして教室に取りに来たとき、僕が背中をさすっているとき抱き合っているように見えたんだ。


否定しても


竜也は冷やかして誤解が溶けないまま終わった。



けど、去り際に

「これは俺ら2人の秘密なっ」



そう言って、竜也は教室を出た。