生徒会室side__






「すいませんっっ!!!
俺の力不足で負けてしまいました……」


「…………………」
「…………………」




シキは誰かに向かって深々と頭を下げた



そんなシキの姿を
黙って見ているソラルとルス



他人からすれば
見た目に反し異様な光景に見える






「………………………」


「…………………っ;」






頭を下げた先にはサドの姿がある…が
シキの先ほどの言葉に何も言い返さない



喉がつまりそうになる






「……っもう…
俺がここに居る資格はありません…
今日を持って…生徒会、幹部…を……
たい、退部させてください」






少し震えた声で精一杯、話すシキ






ここまで責任を感じているシキに
他のサド以外の2人は顔を俯かせた







もうこれ以上
いれないと思ったシキは重い足取りで
生徒会室を出て行こうとドアに手を掛けた