「美織~!久しぶりぃい♪」

あの、ラインの直後、私は愛ちゃんと会うことを決意し、愛ちゃんと約束して、現在愛ちゃんと待ち合わせ・・・そして、今私の愛しい人を殺した人が・・・。

「美織!焼けた?焼けてないね~愛は全然!」

「あはは・・・」

「美織、すわろっか!」

そう、私が選んだのは人通りのある公園。
そして、広い公園にはたくさんのベンチがおいてある。

目の前のベンチにもラブラブな彼氏彼女が座っている。
でも、距離は遠い。

2人用のベンチが二つ。
少し間を開け、置いてある。
愛ちゃんは、私を自分の隣に座らせようとする。

無理に決まってるでしょ。

私はもう片方のベンチに腰を掛ける。

「・・・あ」

「美織は、重田のこと好きだったんだね」

「え・・・?」

「美織から聞いたのは、無理やり付きあってるって聞いたし・・・その様子だと、好きだったんだね~」

「・・・何?」

「美織ーこわーい!けど、そういう美織も見られたし~今日は良い日」

・・・どうしてだろう?
どうして、彼女はこんなに・・・

愛ちゃんの今日の服は、フリフリワンピース、赤色に白色の水玉模様。
靴は、赤色のヒールに白色の靴下、ハヤリのコーデ。
さらに、髪の毛は綺麗にまとまりおろされている。

愛ちゃんはかわいい、綺麗だよ。
けど・・・

「どう・・・して、殺したの・・・?」

涙が出る。
私は歯で下唇をかむ。

「どうしてって・・・愛は・・・美織が好きなんだもん・・・」

「は・・・?」

「愛は、重田に嫉妬してたし・・・美織も、重田といるとき・・・楽しそうだったし・・・」




「いなくなればいい って思ったもん」


・・・は?

「愛ちゃんと私は同性だよ?」

まさか・・・そういう感情じゃないよね。
まさか・・・``恋``?
そんなわけ・・・。

「知ってるよ」