重田:学校、オワタ。

ミオ:おっけ。

落ち着きを取り戻すために、睡眠をとっていた私は送った後、もう一つ大切なことを送ろうとしていた。
ベッドに座り、寝癖をてぐしで直す。
リップとか、ビューラーも。

会いたい っていってくれたから。

「うっし。」

気合が入り、先になった携帯を見る。



・・・え?


愛ちゃ・・・。


愛:美織、最近ラインしてなかったねー。愛のこと怖くなったの?????

あ・・・ヤバイ。

何が?何もやばくない。

ミオ:そんなわけないじゃんー。

・・・深く考えないで・・・返信をする。
ラッキーなことに、愛ちゃんの返信はすぐに来なかった。

だから、重田と会う約束ができた。







「ごめんー待った?」

集合時間の3分前に来た重田が私の顔色をうかがう。

「待ってないよー、全然?」

私も本当にさっき来たばっかだし、同じ同じ。
さて、本題に入ろう。

「私が愛ちゃんに、重田と付き合ったこと話したら愛ちゃんが私のこと、裏切り者って言ってさ」

「は!?なんで!?意味不!」

「その説明をするんだよ!・・・それで、理由がさ、愛ちゃんは私と特別な関係になりたかったの。二人だけの秘密!みたいな・・・けど、私がソレに耐え切れなくて重田と付き合って、それで、予定変更・・・って。」

「何を?何が変わったの?」

「今からだよ・・・。」

いつからかは知らない。
けど・・・

「重田が・・・重田を愛ちゃんは殺す気・・・です」

「・・・はぁ?」

「もう、殺人犯だから一人も二人も同じだって・・・」

「俺が?死ぬの?」

ほら、驚いてる。
無理だよ。
なんで、自分が・・・ってなるに決まってる。









「良かった」






・・・え?




「美織が死ぬんじゃなくて」


し、重田?

「俺は、美織に生きてほしいから」

・・・思いは同じなんだ。
自分が死んでも、愛する人には死んでほしくない。

同じなんだ・・・。



「美織は、死ぬなよ。まぁ、俺も警戒するよ。ありがとな」

そう言って、重田は私の頭を優しくなでてくれた。