「 こーいっ! 」 「 はいっ 」 つい最近、仲間が増えた。 この春から新一年生になった、8人の女の子。 あたしは、初めて出来た可愛い後輩の存在に、浮かれていた。 「 宮地あんです。よろしくね 」 あたしは敬語を使えるというのは当たり前だと思っていたし、 従順で、素直な子たちだと思っていた。 「 うん 」 だから、耳に届いたその言葉に耳を疑った。