「え〜っ、またアンタと同じ班なの〜⁉︎」


思わず大きい声が出てしまう。


一時間目、理科室の中。


「ええやん、ええやん。仲良くやろうぜ〜」


さっき引いたばかりのクジと、スクリーンに映される座席表を、私は溜め息まじりに見つめた。


二学期も、コイツと同じ班になるとか…。
私、どれだけクジ運悪いんだろう。


しかも、仲良しの莉緒と違う班だし〜。


「嫌そうな面見せんなよ〜」


ヤツは、楽しそうにニヤニヤ言ってくる。


「別に。アンタとまた同じ班っていう悲惨な運命に落胆してるだけ」


私も言い返してやる。