「ごめんね~、一人で留守番させちゃって。
でも、お父さんと相談して、レオ君になにかあった時はやっぱり日葵だけじゃ大変かな~って思ったのよ。」
「すまないな、日葵。
一人で留守番させることになって。」
「いいえ、大丈夫ですよ。
せっかくの連休なんですから、三人とも、楽しんできてください。」
そういって、みんなに笑顔を向ける。
私の笑顔で安心した様子のみんなは、車に乗り込んだ。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃーい、レオ君!」
「戸締り、しっかりな。」
「何かあったら、電話するのよ。」
「はーい。」
そんな三人を、笑顔で手を振って見送った。
車が見えなくなったあと、家に入り、ドアにロックをかける。
「...でも、やっぱり寂しいよね。」
空っぽになった家を見て、そうつぶやいた私は、ドアにもたれかかった。
「面白い番組でも見て、元気出すか!」
自分を元気づけるようにいって、私は立ち上がった。