「♪~♪♪~♪~」




いつも通るコンビニの前を通過しようとした時、コンビニの自動ドアが開いた。




「あれ?

日葵ちゃんじゃん。」




目の前に現れた彼の姿に、絶句する私。




(オーマイガーーーーー!!)




リアルムンクの叫び顔となった私は、自分の運の悪さにショックする。




「どうしたの?そんな顔して。」



(あ、あんたにビックリしとんじゃーい!!


な、何とか逃げ出さなくては!!)




急に真顔に戻った私は、サッと空を指さす。




「あっ、UFO。」



「えっ?」




小田桐君が振り返った瞬間、全速力で走り出す私。




「ちょ、日葵ちゃん?!

ちょっと待ってよ、日葵ちゃん!!」



そういって、私のあとを追いかけてくる小田桐君。




(逃げろ~!!)




小田桐君を尻目に、私は学校に向かって猛ダッシュで走った。