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「俺の名前の由来、教えてやるよ。」



「えっ、なになに?

教えてっ!」



「【『冬』に出会った、『真』実の愛 】で冬真。」



「うっわ~、すっごい素敵っ!!」



「俺の母さんが父さんと出会ったのが、『冬』で。

さらに俺が生まれたのも、『冬』。


だから『冬』って、俺の運命の季節なんだって、自分で勝手に信じちゃってる。」



「いいなぁ~、運命の季節。

私にもあればいいのになぁ~...」



「おまえにも、あんじゃねぇの。

運命の季節が。」



「あるのかなぁ~、私にも。」





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(こんな話も、思いだしちゃうなんて...)




自分でこんなことを思い出して、さらに自分を泣かせる自分。




「私って、やっぱりバカ...」