ドンー ドアを背に、私は翔太君に壁ドンをされた。 そして、チューとキスをされた。 「逃げないの⁇」 翔太君は聞いてきた。 「逃げた方がいいの⁇」 翔太君は顔を横に振った。 「でも、仁にされた時は逃げたんだろ⁇ それなのに、俺はいいのか⁇」 ……確かに。 床と壁だと、少し圧迫感とか恐怖感は違うけど……翔太君だと怖くない。