「何があった⁇」 久しぶりの翔太君。 私は、翔太君の部屋の床に座った。 「今日ね、仁君の家にお邪魔してたんだけど 急に床に押し付けられて……怖くなって 逃げてきたの。」 「……床に押し付けられた⁇」 翔太君が聞き返してきた。 「そう。 手首を掴まれてて、逃げようと思っても 逃げれなくて……」 「花音、仁と付き合ってるなら そんなこと言って、逃げてきたら駄目だろ。 仁が可哀想だ。」