「……怖……かっ……たよぉ……。」

そんな私を見て、翔太君は自分の胸の方へ引き寄せて 抱いてくれた。

私が好きな温もりだ。

「どうしたんだ⁇」

背中をポンポンーとリズムよく叩きながら 聞いてくれる翔太君。

「あのね……あのね……」

私の様子を見た翔太君は、

「とりあえず、ウチに入ろう。」

と私を家の中に入れてくれた。