「っはぁ……はぁ……」



「おいおい
まだまだくたばってんなよ霧見……

金剛寺はピンピンしてるぜ…」



「うるせぇ、てめぇも…
傷だらけじゃねえか…っはぁ…っく」



「黙れ。

お前は休んどけ、
あとは俺に任せろ、邪魔だ。」



「くっそ、
こんなに山城に人数がいるとは
思ってなかったぜ…

しかも全員ナイフ持ち、なんてな…。」


「金剛寺とタイマン張るに張れねぇ…」



「ハッハッハッ!
二人で来るバカがいるかよ!!


チリになりやがれ!!」



「くっそ、すぐそっち行って
ぶっ飛ばしてやるからな……」


「お前らみたいな奴らは
しっかり技を叩き込んできた俺には
勝てねえんだよ。

お前らには技がねぇ。
出直して来やがれ。」




「お前こそ空っぽなんだよ。」



「なんだと最上?」




「俺の野球で積み上げてきた拳、
なめんじゃねえぞ。

空手だけが喧嘩じゃねぇんだぜ…」



「俺だってサッカーで死ぬ程努力してきたんだ…

足だって喧嘩は使っていいんだぞ
知らねーだろ空手バカだから…!」




「ふん、口だけもそこまでだ。


行けぇぇ!!一気に畳み掛けろ!!」






「「うおおおおおおおおお!!!」」