しかも、肝臓の病気ってなんだよ。
心臓も弱いってじゃなんで無理して喧嘩してたんだよ
治療しねーってなんでだよ
なんで諦めてるんだよ!!
なんで瑠璃なんだよ!!!
やっと、前に進めてきたのに
やっと元に戻りそうだったのに!!!
「龍…」
ひとり部屋でイラついてると唯織が部屋に来た。
「瑠璃の病気の事でもきいた?」
「あぁ。」
「ほんと、ついてねーよな。
大切な奴ばっかりいなくなる
いい奴ばっかり連れ去ってく神様をほんとに恨みてーよな。
なあ、龍
瑠璃の変わりに一緒に手伝ってくんね?」
そう言った唯織の眼は
どこか
怒りに満ちていて
ある時の瑠璃の瞳と重なって見えた