-唯織side-


瑠璃、ごめんな。



俺は瑠璃の部屋を出て心の中で謝った。




俺は瑠璃にひでー事をこれからしなくちゃいけねー。



ホントはしたくねーんだよ。





瑠璃は俺にとっても大切な女の子だ




昔から好きだった。





だけど、瑠璃の中には奏がいた



それを知ってる。





瑠璃菜って呼びてーよ。





でも、瑠璃菜って呼ぶのはいつも奏だけだった。





だから、俺は瑠璃が唯一本音を話せる存在になろうって思ってた。