「えっ…か、可愛い!?なにが?」






「あんまりにも可愛いと、抑え効かなくなるから気をつけて。」






「ど、ど…どういうこと?」






「いますぐにでもキスしたいってこと。」





「っ、キ!?」






予想通りの初々しさ。顔を赤くして照れちゃって。ほんと可愛いんだから。







「玲蘭、甘いもの好きでしょ。個室でスイーツのオーダービュッフェができるとこ行こうかと思ってるんだけどどう?てか予約はしてんだけど。」








「大好き!!すごいなんで知ってるの!?」








「おんなは大体好きでしょ。じゃあ行こ。ここから歩ける距離だから。」







なんて、玲蘭がインタビューで答えてんの聞いて人が多くなさそうな場所を考えてみた結果。






「さすが帝くん、たくさんデートしてるんだもんね!」






「…まぁ。」





「わたしも多分知ってるかも、そのお店!行ったことはないんだけどすごく今人気で有名だもん!帝くんはデートで何回も行ってるの?」






「いや…初めてだけど……つか、もう少し嫉妬してくれてもいいんじゃない?」






全然俺と女の話しすんの嫌そうじゃないんだけど。








「え?あっ…ご、ごめんなさい。」




 


あっしまったと思ったけど間にあわず。しゅん…と元気がなくなってしまった。







「…ごめん。玲蘭さ、告白されたの初めて?」







「もも、もちろん!」






「俺も誰かを好きになるのが初めて。だからどうしたらいいかわかんない。でも玲蘭もこういうの初めてならわかんないことだらけだよな。」






「うん…。」






「昨日は急がないっていったけど、本当は玲蘭といますぐにでも付き合いたい。だから玲蘭に早く俺のこと好きになってもらいたくって焦っちゃうの。」