「でも、怒ってるのはそういうことだからじゃ…。」








「とにかくいいから。ほら、レストラン行こ。」









なんだか流された気がするけど…お腹は空いたし、レストランが気になる…。








先に歩き出した帝くんについて行く。










ーーー…レストランでは水族館の生き物をモチーフにしたメニューがたくさんあって、見た目も味も最高だった。









「う〜ん…デザートまで食べちゃった。ほんと美味しかった〜!」
 







「そりゃよかった。まだ時間平気?あっちに亀とかのふれあいコーナーみたいなとこあるけど。」









「えっ!いきた…」








~~~♪








行きたいと答える前に、電話が鳴った。









「あれ…圭だ。まだ学校だと思うんだけど…なんだろ、帝くんごめんね、出ていいかな?」








「ん。」








「もしも…「ちょっと!!!お姉ちゃん!?今どこ!なんで家にいないの?!」








うわあ…これは…す、すごい怒ってる?








えっ、圭はもう家にいるってこと?午後まで学校のはずじゃ…。








「も、もう帰ってきたの?早いね?えと、その…こっ……コンビニにきてて。」








「午後は夏休みの課題をやりたい人はやるって感じの参加型だったし、お姉ちゃんが1人だから帰ってきたのに…!なんでコンビニ?どこの?」








ちらりと帝くんを見るとやれやれといった顔でみている。









「その…暑いからアイスでも買おうかなって…け、圭もいる?買っていくよ!」








「僕も欲しいけど…もうお姉ちゃんってば、何回も言ってるでしょ!1人で外行かないでよ!!コンビニって家の手前を曲がったとこのでしょ?迎え行くから待ってて!」









「あっ、あの!それが食べたいアイスがなかったから…ちょっと遠くまで来てて!!」