ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…。

朦朧とした意識がハッキリしていく。

そういえばりんかの前で倒れた時もこの音がまず聞こえたなぁ。

「理菜…?」

声が聞こえる方に目を向けるとそこには海斗がいた。

「海…斗…。」

海斗はイスからすぐに立ち上がり私の隣にあるナースコールを押した。

「理菜が目を覚ましました!」

そう言ったあと、すぐにお医者さんが部屋に入って来た。