「理菜先輩〜!」

「うげっ!く、苦しい…。」

勢い良く抱きついてきたのは同じフルートパートの細川蘭ちゃん。

ギュウギュウ強い力でお腹を掴み泣く蘭ちゃん。

も、もう少しその手を緩めて欲しいなぁ。

「理菜先輩〜。絶対卒業後も部活見に来てくださいね!?」

「りょぉかい〜笑」

「毎日ですよ!?」

「え!?毎日!?」

さ、さすがに毎日は無理だよ…。

「もぉ帰らないとやばくない?」