「今までありがとうございましたっー!
中学校生活めっちゃ最高でしたー!
俺はけっこーみんなに迷惑かけちゃいました。ほんとすみませーん。
でも、何だかんだ言って先生に怒られたのも、友達と馬鹿やったのもいい思い出ですー。
高校はなんとか受かりましたー!
いやぁ、俺まじYDKだわー!」

海斗がそう言うと仲のよかった亮太が

「お前の場合YDKって、やればできる子じゃなくて、やってもできない子だろー!」

と言いみんな大爆笑。

「亮太うるせぇぞっ!!!!まぁみんなも高校行っても頑張ってくださーい。俺も頑張りまーす!」

パチパチと拍手をされて少しニヤける海斗。

その様子を見てこっちまで少しニヤけてしまう。

それからもどんどんみんなが教卓の前に出て話していき、ついには私の番になった。

名前を呼ばれた私は教卓の前に行く。