先生に促され渋々教卓の前に出る春馬。

「えーっと、今までありがとうございましたー!中学校生活楽しかったでーす。
みんなと同じクラスになれて…よかった…です…。」

言葉が途切れ途切れになってきた春馬を見ると、いつも元気な春馬が少し涙ぐんできた。

その姿を見ているこっちも涙腺が緩んでくる。

「まぁとにかくありがとうございましたっ!」

話を無理やり終わらすと春馬はそそくさと席に戻る。

みんなは拍手をして次の人の話を聞いた。

しばらく何人かの話を聞いて、次は海斗の番になった。

いつも明るい海斗は何を話すんだろう。