「答辞。冬よりも日が伸びだんだん明るくなっていく空を見ると春の訪れを感じます。そんな春に私たち卒業生は今日、この桜木中学校を旅立ちます。新しい制服に身を包み緊張しながらも楽しく過ごした1年生。クラス替えで新しい仲間と出会いたくさんの思い出を作った2年生。受験という大きな壁がありながらも楽しく協力して生活することが出来た3年生。毎日がとても充実していました。部活でお世話になった先輩方。分からないところを質問してくれたりして未熟な私達を頼ってくれた後輩達。少しでも苦手を無くそうと良い勉強方法を考えてくださった先生方。いつも一緒に笑い合い励まし合い競い合ってきた仲間たち。そして支えてくれた家族。普段あたり前のように過ごしている学校生活は周りの人たちによって成り立っていました。在校生の皆さん周りの人たちにたまには感謝の気持を伝えてあげてください。いつも支えてくれている人たちに感謝しながら私はこれからの未来を歩んで行きたいと思います。平成二十五年三月十日、卒業生代表杉宮理菜。」

私は答辞を言い終えるとまた壇上を降りお辞儀をして自席に戻った。