「答辞。卒業生代表杉宮理菜。」

「はい。」

卒業生代表で答辞を読むのは私。
学年全員で書いたんだけど何故かわたしのが選ばれた。

私は来賓の人、先生にお辞儀をして壇上をゆっくり上がった。

やばい。足が震える…。

私は「はぁ…。」と1回息を吐くと答辞を読み始めた。