そんな私の願いもむなしく、痛みはいっこうに良くならない。

それどころか逆に痛みが増していく。

「理菜?どうしたの?」

急に無口になった私を不思議そうな目でりんかが見る。

私は

「ちょっとお腹痛いからトイレ借りるねー!」

と言って誰にも見えないトイレに逃げ込んだ。

しばらくして痛みが治まってくると私はトイレから出た。

「あ、理菜!ハライタ治った?」