受験当日。

私はりんかと高校の校門で待ち合わせをして二人で校舎の中に入っていった。

桜木高校はとても広くて綺麗だった。

「ついに受験だね!めっちゃ緊張するっ!」

「まぁ、今まで頑張ってきたんだから受かるよ。努力は報われるって言うしね。」

「そーだよね!お互い頑張ろ!」

私は頷くと一週間前に書いた手紙をりんかに渡した。

「え?なにこれ?」

「どう見ても手紙でしょー!」

「うそっ!?うちに!?」