「…ん?り、理菜!?」

「りんか、ごめん。」

「ふぇっ…うぅっ…。理菜ぁ!!」

りんかは大声で泣き出し私に抱きついてきた。

私より小さな体を震わせ、ポロポロ涙を流しながら私の名前を何度も呼ぶ。

「心配かけちゃったね。ごめん。」

「謝らないでいいよ?理菜と一緒にいられればうちは幸せだから。」

ニコリと笑うりんか。

私はその姿に少し涙が出そうになった。

その時病室の扉がガラガラと開き、一人の人が入ってきた。