「一緒に歩いてたらっ…急に頭が痛いって言ってて…うちどうすればいいか分からなくてっ…。」
「とにかく病院連れてくぞ!」
「病院!?ここから何分…!?」
「ダッシュで行けば2分で着く!」
そんな声が聞こえると私の体はフワリと持ち上げられた。
うっすらと見えるのは海斗の背中。
あぁ、おんぶされてんのか…。
やば。めっちゃ恥ずかしいんだけど…。
ってゆーか。
海斗の背中、暖かい…。
だんだん強くなる痛みと海斗の体温のせいで私はゆっくり海斗におんぶされたまま瞼を閉じた。
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