「ネイリストの夢…まだ覚えてて…くれたんだね…。ありがとう…。理菜。」
中2の時に一回だけ話した私の将来の夢。
親が反対しても理菜だけは、
「ネイリスト!?すごい!かっこいいじゃん!頑張ってね!!」
って言って応援してくれたなぁ…。
理菜がそう言ってくれたからどんなに親に反対されても私は夢をあきらめないでいられた。全部…理菜のおかげだよ…。
それなのに…理菜は死んじゃって…。
理菜に一回もネイルしてあげられなかった。
「理菜…会いたいよぉ…。」
止めどなく溢れてくる私の涙。
もう自分では制御出来ないくらいになっていた。