理菜が書いた日記には辛いこと楽しいこと苦しいこと嬉しいこと。たくさんのことが書かれていた。そして私と海斗を気遣う理菜の優しさもこのノートからたくさん伝わってきた。

「あいつばかだなぁ。」

「え…?」

「俺らにも…相談しろよ…ばかやろー。あんな小さい体で自分だけで解決しようとしてさ…。」

横でそう言う海斗の目には涙が浮かんでいて。その様子を見ていた私の涙腺もゆんるできた。

「続き見よ…。」

そう言って私は次のページを開いた。