「そう。あとどのくらい腫瘍が大きくなっているのかを見てもらおうと思って。」

「そーだね。」

「じゃ、先生に言ってくるわね。」

「うん。」

扉が閉まる音が聞こえると私は窓に顔を向けた。

綺麗な青空に白い鳥が空を飛んでいる。