ピピッ…ピピッ…。

「ん…?」

重い瞼をゆっくりと開けて窓から差し込む光に目をそらす。

昨日涙が止まった私を海斗は家まで送り届けてくれた。

その帰り道でも海斗はいくつか相談を聞いてくれた。

「やばっ…。」

ベットから降りた私が見たのは鏡にうつった目が腫れた自分の顔。

さんざん泣いたからなぁ…。

でも後悔はしてなかった。

今まで溜まっていた辛さを吐き出してスッキリしていたから。