電話してきたのが私だって思わなかったみたいで、理菜はすごく驚いていた。

「うん。理菜、今から言うことには正直に答えてね?」

『う…うん。』

戸惑っているのか、理菜の声がすこし小さくなった。

「あのさ、理菜。うちに隠し事してる?」

『え…?』