びっくりしすぎて思わず立ってしまった私。

そのせいで私達がいる観覧車はグラグラと揺れる。

「…うわっ…!!」

立ったせいでバランスを崩したわたしは海斗に倒れこむ。

「ご…ごめんっ!!!」

慌てて立とうとする私を海斗は…優しく抱きしめた。

海斗の体温が服越しに私に伝わってくる。