「…綺麗。」

私は観覧車から見える夜景を見ていた。

キラキラと光るライトは宝石のように輝きを放っていた。

「綺麗だなー。」

海斗も景色を見ながらそう言った。

そしていつの間にか観覧車は一番高い位置に来ようとしていた。

「理菜。」

「ん?」

夜景を見ていると海斗が声をかけてきた。