「何言ってんだよ。」

「え?」

「自分に自信もてよ。お前が例え短所があっても長所だってあるんだ。自分を否定すんな。お前は友達想いで頭もいいし、十分優しいよ。」

その言葉を聞いた時、鼻の奥がツーンとあつくなって…。

そして数十秒後…海斗の手が私の頬に優しく触れた。

「なに?」

「泣くなよ…。」

「泣いてないよ。」

でも私の頬に流れるものはやはり涙で。