「あのね…うち朝陽が好きなの。」
いつの間にか口を開いて話し始めた。
「うん。」
「でね、うち前告白したの。でもねフラれちゃったの。」
「うん。」
「まぁ、うちは運動も出来なくて性格も悪いし、顔も見た通りぶすですからフラれるのは当たり前だよね。」
「ははっ」と、つい辛さを紛らわすために笑うと海斗は足を止めて私の腕を引っ張った。
海斗に腕を引っ張られ私と海斗はお互いが見えるようになった。
つい私が目をそらすと海斗は私の顔を自分の方向に向けた。
「…!?なに!?」
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