「海斗くんがどうしても理菜さんをネズミーランドに連れて行きたいと言うので、遠い所は無理でも近くなら許可することにしました。」

海斗ー。

あなたはどこまで私に幸せを与えてくれるの…?

「ありがとう…。」

私は今出来る精いっぱいの笑顔で海斗と担当医の先生にお礼を言った。

「あ、もちろん理菜の両親にも許可もらったから!」

お母さん達にまで…。

ほんと海斗には感謝の気持ちでいっぱいだ…。

「三日後、体調がよければ遊園地行こうぜ!誰か誘うか?」

「ううん、海斗だけでいい…。」