「うーんと、やりたいことその1。もう一度フルートを吹く。」

次の日の朝、学校に行く前に海斗は朝早くから私のいる病室へ来てくれた。

「もう一度フルートを吹く…か…。」

「まぁフルート持ってないから意味ないんだけどね。しかもこんな病室じゃ余計できないよ。」

苦笑いする私に海斗は

「俺が学校から帰ってくるまで、またいくつかやりたいこと考えてろ!」

と、いうと病室から出て行った。

さすがの海斗もムチャクチャなことすぎてあきれちゃったかな?

私は少しへこみながら海斗のことを待っていた。