ガララララララッーーー。 私は腕に繋がれた点滴がとれないように慎重にお医者に言われた部屋に移動した。 「理菜さん、ここに座ってください。」 扉を開けると下を向いてうつむいたままのお母さんがいた。 私はお医者に言われたイスに座る。 「理菜さん、これを見てください。」 指さされた方向を向くとそこには私の脳のレントゲン写真があった。 その中心には白い影のような塊のようなものがあった。