俺も
『放課後、楽しみにしてる』
って返事を送った。
そうしてあっという間に放課後。
「葵、帰ろうぜ♪」
「悪い!!約束があんだ」
俺は顔の前で両手をパチンと合わせて“じゃーな”と言って、教室を後にした。
急いで向かう。
もちろん校門の前に待っている、梨穂のもとへ。
「お待たせ!」
「じゃあ、付いて来て」
「えっ…梨穂?」
笑顔で俺の腕を掴んだ梨穂は走って何処かに向かう。
「??」
俺は何がなんだか分からなくて、梨穂に付いて行くだけだった。
「着いたよ」
「へ?」
そこは優しくいい香りのする綺麗な花が咲いてる
広場だった。