「そっか、じゃあ期待してる」
「うん」
ー…流星。
流れてる時に願い事を言えば叶えてくれるという。
付き合う事になった時、約束した。
“一緒に流星見ようね”
それは2人が同じ願いだという事。
もちろん願いはー…。
“ずっと、一緒にいられますように”
それが俺の誕生日に来るらしい。
だからいつもの誕生日より、梨穂は張り切っていた。
「絶対、一緒に見るんだからね」
「うん」
きっと俺が梨穂思ってるのと同じくらいに梨穂も俺を思ってくれてるんだ。
それが嬉しくてたまらなくて
梨穂のこといっそう愛しく感じる。