「なんか、あたしに用?」





どうしても口調がキツくなってしまう。







「いや…ただ実玲が居たから声かけただけ……」





(なーんだ、用があるわけじゃ無いんだ…)




と内心思いつつも









「そーなんだ。」







あたしは言った。









―…沈黙が流れる。















「ねえ?」







先に沈黙を破ったのは新だった。









「ん?」







あたしは答えた。







すると、








答えた瞬間、突然腕を引っ張られた。







(え…?)











そして引き寄せられ



キスされた――…。








(!?!?!?)









唇が触れるだけのキス。








でもあたしは完璧に戸惑っていた―…。



一瞬すぎて何が起こったのか分からないくらいだった。。。