僕がびっくりして慌てて後ろを振り向くと、そこには見覚えのある少年の姿があった。
先程当たったものは、その少年が持つ荷物だったようだ。
「久しぶり~、勇利。何でそんなにびびってんだよ。」
その少年は僕のおどけた顔を見て笑っている。
「なんだ、篠崎かよ!別にびびってはないけど…」
僕はなるべく平然を装おうとしたが、突然過ぎるの篠崎の登場に驚きを隠せなかった。
「わりぃ、わりぃ。別に驚かせる気は無かったんだけどな。」
そう言いながら悪戯な笑みを見せる彼は、嘘を言っているようにしか思えなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…